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 ■ 107系 (JR東日本)
2007/04/15 Last Up Date .

0番台
日光線用0番台
(2007/03/18@宇都宮駅にて)

 107系は1988(昭和63)年から1991(平成3)年にかけてJR東日本独自で製造した直流通勤形電車です。
 それまで走っていた急行列車が廃止や特急格上げによって余剰になった165系など の急行形電車が運行されていましたが、車両の老朽化だったり、デッキ付きの2扉でラッシュ時には乗客の乗降が捌けなかったり、逆に日中の閑散時には輸送 力過剰となってしまうという悪循環だったために、2両編成で運用でき乗降もしやすい通勤型車両として開発・製造されたのが107系です。

 この107系は2両×1編成なので、併結することで2両、4両、6両とその場の需要に応じて運行でき、製造コスト削減のために余剰となった165系列 の廃車で発生した台車、補助電源装置、ブレーキ制御装置などの主要部品を流用しました。また、自社の車体製作技術の維持・向上などのために当時の大宮 工場、大井工場、大船工場、新津車両所、長野工場などで製造されました。
 しかしながら、部品のみは165系の流用ですが、車体自体は新造のために107系は新車扱いとなっています。

 105系で実績があった1M1Tを基本とし、デザインなども類似したものになっていて、日光線用が0番台。上越線・両毛線・吾妻線・信越線用が 100番台と分けられていて、後者は耐雪ブレーキや横軽(碓氷峠)通過用の協調運転対応対策が施されています。なお、両番台の併結運転は可能です。

 また、長野地区での置き換え車両としてはE127系が導入されました。