E655系は皇室用の特別車両として使用されてた“1号編成”と“クロ157形”の老朽化に伴い、後継車両として2
007(平成19)年7月5日にJR東日本が新たに導入した交直流両用ハイグレード特別車両です。
このE655系は6両編成を基本とし、編成中央にある特別車両(E655−1)と団体客なども利用できるハイグレー
ド車両の5両で構成されており、団体列車として使用されるときは特別車両は切り離され5両編成で運転される。
非電化区間でもディーゼル機関車により牽引が可能で、1号車(クロE654−101)には電力供給用発電機を搭載し
ており、非電化区間走行時には自家発電を行う。また、故障や事故などに備えて予備のパンタグラフ設置や補助電源装置な
どE233系と同じく主要機器を2重化し、片方が故障
しても自力走行が可能であり、MT比率も4M2T(御料車抜きでも4M1T)で1ユニットが故障しても残りの1ユニッ
トで走行が可能となっている。なぉ、ディーゼル機関車と同様に電気機関車との併結運転も可能である。
特別車両は上記に書いたとおり天皇や皇后両陛下、皇族方や海外の国賓クラスの方が乗車される時のみに連結される車両
で、主に特別室・休憩室・次室の3つ部屋に別れており、内装は国産の木材など高級材料を使用した最高水準のものとなっ
ていて、当たり前ですが、窓も防弾ガラスとなっています。
他の5両(ハイグレード車)は全席グリーン車扱いで1・2・4・5号車はウールの織物の一般座席、3号車は本革張り
座席になっており「VIP個室」というのもある車両となっている。座席配置は個室を除いて全て3列シート(1+2列)
の配置となっている。各座席の肘掛には8インチの液晶モニターが収納されており、モニター画面を操作することでテレビ
やビデオ、音楽やゲーム、運転台カメラの映像などを見たりすることが出来るほか、飲食物が注文できる車内販売システム
を搭載したりしていて、このシステムの常設はJR東日本では始めてである。
一部座席(?)には電動リクライニングを設置したり、VIP室以外に5号車に多目的室を設置した。
E655系自体は尾久車両センター配置だが、特別車両のみ東京総合車両センター所属である。
下記の編成表は個人で集めた情報のみで、間違えや情報の欠落なども含まれます。