207系は1991(平成3)年に次世代標準車両としてJR西日本が導入した直流通勤形電車です。 JR東日本にも国鉄末期に207系900番台を1本だけ製造されておりますが、この207系はJR西日本が民営化後に製造した新系列車両で、 先にJR東日本が207系900番台を所有してることから、JR西日本は試作車に意図的に900番台を避けるよう0番台と付番しました。 1991年に103系の置き換えとして量産車が学研都市線(片町線)に投入されはじめ、それ以後JR東西線・福知山線(宝塚線)・京都線・神戸線など に投入されました。 この207系はJR初の完全地下路線であるJR東西線に直通運転可能にするため前面に貫通扉を設置したり左右対称のスタイルとなってます。 しかし、2005(平成17)年4月25日の午前9時18分頃に福知山線(宝塚線)の尼崎〜塚口間で発生した脱線事故の影響で、遺族・被害者に配慮し て同年11月より順次塗装を変更して2006(平成18)年3月18日のダイヤ改正までに全編成が新塗装に変更されました。