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 ■ 119系 (JR東海)
2008/08/03 Last Up Date .

119系
中央東線へ直通してくる119系
(2008/08/01@243M/上諏訪駅にて)

 119系は日本国有鉄道が1981(昭和56)年に飯田線用に製造した直流近郊形電車です。
 中部地方の山岳地帯を通る電化地方ローカル線である飯田線・大糸線・身延線では戦前に製造された車両などの旧型国電が1980年代に入っても運行 されており、それらの線区では急勾配が多く身延線と大糸線は115系に置き換えたが、飯田線は駅間隔が短いながらも長大 な閑散ローカル線であるため、大糸線や身延線とは輸送事情が異なり、直流通勤型電車の105系のような車両の方が115 系などよりも好都合であったが、105系では勾配抑速ブレーキやトイレ設備が設置されてない上、ロングシートになっているために飯田線のような山岳 長距離輸送に適さないために、105系をベースに製造されたのが119系で、普段は2両編成か4両編成で運行されています。
 国鉄末期には「するがシャトル」という列車として一部編成が東海道本線の興津〜島田間で運行されてましたが、速度性能などから駅間距離の長い東海 道本線には不向きであり、わずか2年余りで113系などの他系列に置換えられ、1989(平成元)年より全編成が飯田線の運用に戻りました。