７８３系は１９８８(昭和６３)年にＪＲグループの中で初めて製造された新系列の電車です。今までの国鉄の特急車両とは全然違うデザインで、ファンならず一般客からも大好評で、特急名 とは別に「ハイパーサルーン」という愛称も与えられ、ＪＲ九州の看板列車となりました。
　７８３系は特急「有明(ハイパー有明)」に導入され、「かもめ」などに順次導入されました。しかし、１９９２(平成４)年のダイア改正時に７８７系の特急「つばめ」という車両がデビュー (特急「つばめ」には７８７系導入後も一部で７８３系を使用)して、元祖７８３系は見劣りするようになって車外内のすべての大改修を行いました。また、２０００年になってからは最初に導 入された特急「有明」から引退して鹿児島本線の鳥栖以南からは姿を消してしまいました。
　なお、当時非電化区間だった豊肥本線に入線するときはディーゼル機関車に引っ張られながら走行していました。