371系 (JR東海)
371系は1991(平成3)年にJR東海で初めて製造された特急型電車です。
静岡県の沼津駅から東京都の新宿駅を約2時間で結ぶ特急で、JR沼津駅から御殿場線を通り、松田から小田急電鉄に入って小田急新宿駅まで到ります。驚きなのは、グループ会社のJR東
日本の路線を通らずに別会社の小田急線を通って沼津と新宿を結ぶというところです。
もともと特急「あさぎり」号は小田急電鉄からの片方乗り入れで、小田急3000形(SE車・全廃)のみを使用した連絡急行「あさぎり」号でした。区間も当時は新宿から御殿場までと短め
でした。 平成3年3月のダイア改正で連絡急行が特急に格上げされるに従い、片方乗り入れから共同運行となり両社ともに新型車両を所有することになりました。基本的な車両規格は小田急
電鉄との協議の上で決定され、1編成7両固定で中間にダブルデッカー2両を組み込んだりし、同時に小田急に導入された20000系(RSE車)と座席
配置など共同規格設計となっている。そして小田急と共にダイア改正日に運行を開始した。
しかし、371系は1編成7両しか製造されていないため、定期検査時などには小田急20000系の予備車が代走します。
関連リンク=小田急20000系
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特急「あさぎり (小田急線新宿〜松田〜沼津)」
(2004/06/17@小田急線新宿駅にて)
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